ロックの現状と将来について
もうすぐ8月というのに、本当に長い梅雨です。
いろいろと気がめいりますね……………
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
オンライン授業の準備に追われ、どうしてもネットでさまざまな情報に触れざるを得ない今日この頃ですが、「衝撃」の記事をみつけました。
記事のタイトルは、「2020年上半期、米国で一番アルバムを売ったロック・アーティストはビートルズ」です…(引用元:http://amass.jp/136854/)。
(以下引用)
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2020年上半期、米国で一番アルバムを売ったロック・アーティストはビートルズ(The Beatles)。一番売れたロック・アルバムはクイーン(Queen)の『Greatest Hits』。
ニールセン社の中間報告書によると、今年1月から6月までのアルバムの販売枚数と、それに相当するアルバムのダウンロード&ストリーミング回数を合計すると、ビートルズは109万4000枚相当で、2020年上半期唯一のミリオンセラーロックバンドです。
2位以下はクイーン(768,000枚相当)、イマジン・ドラゴン(593,000枚相当)、フリートウッドマック(565,000枚相当)、メタリカ(551,000枚相当)。
2020年上半期、米国で一番売れたアルバムのTOP5は以下のとおり
1 QUEEN / Greatest Hits (1) 448,000枚相当
2 ELTON JOHN / Diamonds 372,000枚相当
3 CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL / Chronicle, Vol. 1 299,000枚相当
4 JOURNEY / Greatest Hits 273,000枚相当
5 FLEETWOOD MAC / Rumours 265,000枚相当
詳細は以下のURLのPDFファイルでご覧になれます。
https://static.billboard.com/files/2020/07/NielsenMID-YEAR-2020-us-1594300786.pdf
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(引用終わり)
衝撃でした…最近の音楽のチャートや売れ行き等については、ほとんど気にしていなかったですが、驚きです!!
現在中年である筆者が、本格的に「洋楽」(この言葉の意味をお若い皆さんにご理解いただけるのか、不安ではありますが…)を聞き始めたのは、中学生のときですが、一番下のトップ5は、それ以前にすでに「全盛期」を迎えていたアーティストばかり!
現在は、若いロックアーティストでそこまで売り上げる「ビッグネイム」はあまりおられないのでしょうか。
近年あまり関心を持っていなかった筆者が言うのもどうかとは思いますが、この記事を見て、何となくロックという音楽の将来がどうなるのか、売り上げ枚数(相当)も含め、一抹の不安を感じました(といいつつ、自分自身、80年代の音楽を好んで聴いていますが…)。
しかも、記事の最後にあるリンク先の元になった記事(英文)を読むと、ロックよりも、R&B/ヒップホップ 、ポップス、カントリーのCD・音源の方がより多く売れているということです。筆者が全米チャート等を気にしていた1980年代前半は、トップ40の多くをロックが占めていたように記憶しております…。この状況は、また別の論点になるとは思いますが。
それにしても、ベスト盤が4つを占める中(これも別の論点になりそうですが)、FLEETWOOD MAC / Rumoursは凄いですね。やはり名盤の誉れ高き作品であります。何かとくに今年売れた要因が別にあるのかもしれませんが(クイーンは映画の大ヒットがありましたよね!)。
不安、などと書きながら、80年代、70年代のロックが無性に聞きたくなってきました。まずは、JOURNEY/Greatest Hits からいきたいと思います!!(次はメタリカ、1stから順番に、ですね!)
筆者は「4連休」ではありませんので、そぼ降る雨を見ながらGo to せずに、「古き良き」ロックに浸りたいと思います。
音楽と社会フォーラム事務局