平成最後の日のご挨拶
雨が降りしきる寒い日の横浜です。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
長い長い連休の中、
平成という時代の終わりということで、さまざまな「振り返り」がなされている今日この頃です。
こうした「振り返り」をみていると、
筆者は昭和生まれの中年ですが、
平成で生きた時間の方が長いということをあらためて実感させられます。
本フォーラムが設立されたのは、2011年、すなわち平成23年の4月のことでした。
それから約8年の時が経過したことになります。
この間、さまざまなところで語られているように、
本フォーラムにとって一つの重要な研究対象である、
音楽産業を取り巻く状況も大きく変化したように思われます。
とりわけ、かつてはポピュラー音楽の(一つの)中心的な存在であった、
ロックの「退潮」が指摘される場合が多いように感じられます。
本フォーラムにおいても、これまでの「時代」あるいは成果を重視しつつも、
既存の枠組みにとらわれず、
多様な音楽を多様な視点から分析することが求められるように考えます。
さらに多くのみなさまのフォーラムへの参加、
あるいは研究会への参加を呼び掛けることで、
平成最後の日のご挨拶とさせていただきます。
今後とも本フォーラムをよろしくお願い申しあげます。
音楽と社会フォーラム事務局