年度末のご挨拶

今春卒業を迎えた大学４年生のみなさんにとっては、社会に旅立つ極めて重要な時期、学生生活の締めくくりの時期、楽しい思い出作りの時期に、こうした大変な事態になっております。心が本当に痛んでおります。

みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

当方が勤務する大学でも卒業式が中止となり、ゼミ生を晴れの舞台に立たせてあげることができなかった状況を大変心苦しく思っております。こうした状況に直面し、何もしてあげることのできない自分が全く無力であり、不甲斐ないことを痛感しております。

少しでも何か思い出になること、記念になることができればと思うと同時に、まずは彼らが元気で新生活に向けて羽ばたくことを最優先として、そのためになすべきことをあらゆる方面から考えて、それをできる限り実行しようと模索している今日のこの頃です。

大事なゼミ生、学生たちが、元気に社会で活躍する姿をみせてくれること、今後末永く楽しい日々を過ごしてくれることを祈るばかりであります。

みなさまも大変なご苦労があるかと存じます。

多くの大学において新年度の授業の開始が遅れることが決定している状況であり、新入生はもとより在学生も不安を抱えているかと思います。今後もどうなるか全く予断を許しません。

本フォーラムの属する学会には、さまざまな地域の経済史、歴史を専門とされる方が多いのですが、現在私たちが直面している事態は、今後疑いなく日本および世界の歴史、経済史に刻まれる、記憶に残る、あるいは、いつになるかはわかりませんが、検討されるべき対象となるでしょう。 

本フォーラムの今後の活動状況についても、先行きは不透明ではありますが、可能な限りこのブログから情報を配信してまいりたいと思っております。

今はまず、何よりみなさま、どうぞご自愛ください。

音楽と社会フォーラム事務局