「ロッキン」をめぐる一つの報道についての雑感
台風がやってくる話も頻繁に出ており、たまに雨が降りますが、引き続き暑い今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
前回夏フェスについての記事を掲載したのですが、このほどまた違った角度からフェスが話題となりました。
コロナ前まで茨城で開催されていた国内最大級の音楽フェスティバル「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」(ロッキン)ですが、確か茨城県の医師会の団体が強く反対を主張したことを重要な理由として、同県ひたちなかで開催されていたものが2022年から千葉県で開催されるようになったことは、多くの音楽ファンがご存じのことと思います。私自身は当時のゼミ生が卒業論文のテーマとしてロックフェスについて取り上げていましたので、それなりに詳しく学んだことを覚えております(私のゼミはこうした音楽にかかわるテーマも多いです)。
今年も千葉県での開催となったわけですが、なんと来年2024年は、千葉県と元の開催地、茨城県の2か所で開催されるとのことです。詳しくは以下の記事をご覧ください。
複数の地域の開催により、参加が可能となる人が多くなることやそれぞれの地域における経済効果を考えれば、筆者などは単純に良いことだと感じましたが、少し問題が出ているとの報道がありました。来年度、2か所で開催することの発表の方法に原因があるようです。以下の記事をご参照いただければと思います。
なるほど、とも思いますが、NHKの報道についての記事も念のため張り付けておきます。
主催者によれば、NHKの報道に対する批判の重要な一つの根拠としては、「約束を台無しにしたリーク」によりサプライズの効果を台無しにした、という点があるようです。個人的には、それほどにロックフェスのもつ影響が、とりわけ経済の面で大きいものなのでは、とこれまた単純に思ってしまいました。会場となる地域に対する影響は非常に大きなものと考えるからです!
今年の「ロッキン」では事故もあったようですが、何より、より多くのみなさまが楽しんでいただけるようなかたちになることを願うばかりです。