2021年、年末に思うこと
横浜はとてもとても(×100)寒い朝です…。
身体にこたえそうなのは筆者だけではなさそうなほど寒い今日のこの頃、みなさま、いかがおすごしでしょうか。
「激動」の2021年も、それを振り返る時期に至りました。
この年は、コロナとオリンピック、および「自粛」等それに関係する様々な出来事に直面した年、直面せざるをえなかった年、と記憶されるのでしょうか。
とはいっても、まだ(また)終わりがみえないコロナの問題は「越年」となることは間違いなさそうです…。
いずれにしろ、2021年という年に起きた出来事の、音楽とりわけ音楽産業に対する影響については、今後しっかりと検証されるべきだと思っております。
個人的には、少なくとも日本の音楽産業において中心的な存在になりつつあった「フェス」への影響がとくに気になっております。
学生に話を聞いても、彼らの中心的な娯楽のひとつになっていましたので。
勝手に思いつきでこうした課題を提示しましたが、やはり2021年の音楽をめぐる状況においては(も)明るい話題が少なかったように思います。
そうした雰囲気は是非、この寒さと共にはるかかなたに吹き飛んでいただき、2022年は音楽をとりまく話題が、明るく楽しいもので溢れることを願わずにはいられません。
今年も本当にお世話になりました。
音楽と社会フォーラム事務局
第23回研究会の開催は、今度(今週末)の日曜日、7日です!!
今年初の研究会の開催、迫る!!!
追加の情報はまたお知らせします。
【緊急速報!!】次回研究会の開催、ついに決定!!!
オリンピックの開会式と「音楽」
本当にいろいろなことがあった2021年の夏、そして8月です…
我が国の多くの地域が大変な豪雨の被害にあわれたこと(被災されたみなさまに心よりお見舞い申し上げます)は忘れがたく、また中東では大きな「変化」もありました。
他にもさまざまな出来事があった「夏」となりました。
いよいよその8月も終わりに近づいてきましたが、賛否両論、激しい議論を呼んだオリンピック、パラリンピックは、多くのみなさまの「予想」通り、「開催」されました。
前回の記事では、オリンピックと開催国の「音楽」について言及しました。
開会式直前になってさまざまな「問題」が出てきまして、開会式は「かたち」を変えざるをえなくなりました…
ただし、その中で日本のアーティストによる「音楽」が披露されましたが、みなさまはどのようにお感じになったでしょうか。
少なくとも開会式のひとつのメインの「音楽」と位置付けられたのは、5大陸を代表する歌手らによる、ドイツの作曲家ハンス・ジマー氏がアレンジしたバージョンのジョン・レノンの「イマジン」のパフォーマンスであったことは疑いないと思います。
開会式「イマジン」披露にオノ・ヨーコさん「私たちは今も一緒にいます」 - ハリウッド : 日刊スポーツ
あらためて、「イマジン」の歌詞、メロディを中心にその楽曲の素晴らしさを実感しつつ、さまざまな問題・困難を乗り越えた「かたち」で東京で行われるオリンピックであることを考えた場合、いろいろな思いが頭の中をかけめぐったことは否定できませんでした。
この事実を数年後、どのように思い出すのか、今は全くわかりませんが、オリンピック(を開催すること)の意義も含め、(今まであまり考えてこなかったことも非常に多くあるように思いますし)さまざまなことを考えさせられた夏でした。
みなさまはいかがでしょうか。
ここにきて、また大変暑くなってまいりました。どうぞご自愛ください。
音楽と社会フォーラム 事務局
オリンピックと開催国の「音楽」
梅雨です…
という今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
7月に入り、先行きが不透明な状況が続いていることは重々存じ上げているつもりでありますが、日程としては、いよいよオリンピックの「開幕」が近づいてまいりましたことは事実でございます…
前回の東京オリンピックの際、中年である筆者はまだ生まれておりませんでした。
そのように考えると、長い年月を経てここに至ったのだと思います。
直前になっても様々なご意見があることは疑いありませんが、どのようになるのか、全くわかりません。
オリンピックの開会式、閉会式のみに注目しますと、筆者がリアルタイムでTVで見た大会では、開催国の伝統、とりわけ文化を紹介する演出がなされていた場合が多いと記憶しております。
音楽についても、開催国の伝統的な音楽、また開催当時およびその少し前の時期に当該国において「ポピュラー」であったと思われる音楽、その国を代表するアーティストによるパフォーマンスが、「披露」されるケースが多かったと思います。子供であった筆者は、ある意味ではそれを楽しく、興味深く見る、あるいは聞くこともございました。
今回は、どのような「音楽」がふさわしいものとして選ばれ、全世界に披露されるのでしょうか。
音楽と社会フォーラム事務局
ロックの「現在」に触れて考えたこと
暑くなってまいりました。これから梅雨だとは思いますが、暑い日と雨の日、代わる代わる訪れる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
先日、以下のようなネットの記事を拝読いたしました。
〈以下引用:https://amass.jp/147578/より(2021年6月1日閲覧)〉
ピンク・フロイド(Pink Floyd)の1973年アルバム『The Dark Side of the Moon(邦題:狂気)』が全英チャートでトップの座に返り咲いています。同アルバムは全英チャートを集計するOfficial Charts Companyによる「ロック&メタル・アルバム・チャート TOP40(Official Rock & Metal Albums Chart Top 40)」の今週のチャートで1位を記録。先週は4位、先々週は8位 その前の週は10位でした。
さらに同チャートでは今週、『Wish You Were Here』が5位、『Delicate Sound Of Thunder』が17位、『THE WALL』が23位、『ANIMALS』が26位にそれぞれランクインしています。
■Official Charts Company「Official Rock & Metal Albums Chart Top 40」
https://www.officialcharts.com/charts/rock-and-metal-albums-chart/
〈引用終わり〉
…以前も同じような記事を書いた記憶がありますが、確かに「名作」でしょうし、私も今でもよく聞きます(とくに『THE WALL』)。良いものはいつ聞いても良いですよね!!しかし、ここまで多く、2021年の現在、1970年代、1980年代の名作が(「ロック&メタル・アルバム・チャート」とはいえ)〈チャート・イン〉しているとは驚きです(思わず聞きたくなったのは事実ですが)。
リンク元のトップ40を見てみますと、Zepやニルヴァーナ、ガンズの名作も入っていました。そして、36位には、ザバスの『パラノイド』が…
中年の私が生まれたころに発表されたアルバムが現在でもよく聞かれていることを、どのように考えればよいのかわかりませんが、若い人による「新しい」ロックの作品が生み出されることを期待せずにはいられません。と、言いつつ、現在も自分は1970~1980年代の作品を聞く場合が多いのですが…
以上勝手なことを書きつつ、現在チャート・インしている「名作」を聞きたくてしょうがなくなった筆者でした。これから(皆さんと同様に)聞きまくります!! 素晴らしき契機に感謝したい、と記し、結びとさせていただきます。
音楽と社会フォーラム事務局